エアコンの馬力とは?業務用エアコンでいう1馬力とは?

こんにちは!マルツエコです。
本日は「エアコンの馬力」について説明していきたいと思います。
室内の温度を快適に保つためにはエアコン選びが重要になってきます。
家庭用エアコンの場合は「〇畳用」という表記ですので選びやすいですが、業務用エアコンの場合は「〇馬力」と記載されていますので見方が変わってきます。
業務用エアコンは広さだけではなく、設置環境と使用用途から選ぶことが重要になってきます。最適な能力・形状のエアコンを選べば、冷暖房効率が良くなり電気代も削減することができますよ!
エアコンの馬力とは?
業務用エアコン以外ですと、自動車やバイクなどにも「馬力」表示が使われていますね。
荷役馬の1頭が荷物を引っ張る仕事率を馬力と言われています。この単位(馬力)が大きいほど、冷暖房能力が高くなります。
1馬力のパワーを分かりやすく例えると75kgの男性を1m、1秒間で繰り返し持ち上げられる力のことを言います。
業務用エアコンでいう1馬力とは?
業務用エアコンの1馬力は、kW単位に換算すると「約2.5kW」、約2.5kWのエアコンで対応できる畳数の目安は約8畳と言われています。
業務用エアコンは部屋の広さではなく、馬力で選ぶことが一般的です。業務用エアコンが「〇畳用」という表記でないのは、同じ広さでも業種や設置環境によって選ぶべきエアコンが異なるからです。
そのため、適切な業務用エアコンを選ぶのは難しいですが、業界として一般的に使われている考え方は、「10坪3馬力」というものです。10坪の広さの部屋に対しては3馬力の出力のエアコンがあれば、対応はできるという目安です。
適した空調機の選び方
業務用エアコンは、部屋の広さや使用する用途によって必要となる馬力が異なるため、適したものを選定することは難しいです。
例えば、天井が高い部屋であればエアコンは効きづらくなりますし、飲食店のように火を使う場所では、同じ広さのオフィスで使用する場合と比較すると、よりパワーの強いエアコンが必要になってきます。
選ぶときには下記の点に気を付けましょう。
業種や発生する熱量から最適な馬力を決める
例えば、雑貨屋や服飾店などでは、室内の温度を上げる発熱機器はほとんどありませんが、飲食店となると厨房のコンロが、焼肉店やお好み焼き店では客席で調理するための鉄板などが設置されています。
発熱機器が多ければ多いほど、室内の温度を調節するためには、馬力の高い業務用エアコンが必要となります。
業務用エアコンの選定について
業務用エアコンを選ぶ際は、必要な強さがあるかどうかを確かめなければなりません。
部屋の広さによっては、必要な風量も変化することが予想されます。
最適な馬力を選ぶ例として、下記の通り詳細を表にまとめましたので、参考にしてみてください。
型 | 馬力 | 一般商店 (広さ) |
理美容院 | 飲食店 | 一般事務所 |
P40形 | 1.5馬力相当 | 17~38㎡ | 14~17㎡ | 11~21㎡ | 17~38㎡ |
P45形 | 1.8馬力相当 | 20~43㎡ | 16~20㎡ | 12~24㎡ | 20~43㎡ |
P50形 | 2馬力相当 | 22~48㎡ | 17~22㎡ | 14~26㎡ | 22~48㎡ |
P56形 | 2.3馬力相当 | 24~53㎡ | 19~24㎡ | 15~29㎡ | 24~53㎡ |
P63形 | 2.5馬力相当 | 27~60㎡ | 22~27㎡ | 17~33㎡ | 27~60㎡ |
P80形 | 3馬力相当 | 35~76㎡ | 28~35㎡ | 22~42㎡ | 35~76㎡ |
P112形 | 4馬力相当 | 49~107㎡ | 39~49㎡ | 30~59㎡ | 49~107㎡ |
P140形 | 5馬力相当 | 61~133㎡ | 48~61㎡ | 38~74㎡ | 61~133㎡ |
P160形 | 6馬力相当 | 70~152㎡ | 55~70㎡ | 43~84㎡ | 70~152㎡ |
出典:ダイキン https://daikinproshop.jp/useful/select/1101_4.html
理論上ではこのように表すことができますが、どれくらいの業務用エアコンが必要かは空調機の設備業者に相談してみてはいかがでしょうか?
場合によっては、現地に訪問し部屋の間取りや環境を細かく把握して算出してくれるかもしれません。
お問い合わせ先
株式会社マルツ電波 マルツエコ ネット販売店
TEL:076-220-6692
本ページの内容に関しましてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
早急にメールにてご回答いたします。